スタンディングデスクは「健康的」ではないにしても、生産性を高めてくれる

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スタンディングデスクは「健康的」ではないにしても、生産性を高めてくれる

目次


最近、スタンディングデスクに関する議論は、一日中座っているよりも健康的かどうか、あるいはその健康効果は嘘かどうか、といった議論ばかりです。私にとって、そんなことは重要ではありません。重要なのは、スタンディングデスクのおかげで生産性、創造性、そして全体的な活動性が向上したということです。私がスタンディングデスクに求めているのは、それだけです。

立つことで仕事に緊迫感が増す

私の場合、座っていると脳のスイッチが切り替わり、休む時間だと知らせてくれます。ところが、立っていると正反対のことが起こります。立って仕事をすると、普段は脳と手だけでこなす作業が、全身を使う作業に変わります。タイピング、読書、リンクのクリックといった単純な作業でさえ、全身を使う必要があります。どんなに単純な作業でも、体を支えていなければなりません。疲れると感じるかもしれませんが、実際そうかもしれません。でも、それは良いことです。立って仕事をするという身体的な動作と、仕事に注ぐ精神力が相まって、すべてが重要に感じられるのです。一日の活動に勢いと緊迫感が生まれ、その緊迫感が集中力を高めてくれるのです。

立っていることで、脳に「やらなきゃいけないことが山ほどある。それが終わるまで休めない」と伝えているような気分になります。すべてが少しだけ重要になり、Facebookでダラダラ過ごすためにタブを開く代わりに、実際に仕事がはかどります。いい加減な感じではなく、「自分がやっていることに完全に没頭している」感じで。集中力が早く入り、その状態が長く続きます。気が散ることを避け、生産性を維持できます。仕事を終わらせれば早く休めると分かっているからです。スタンディングデスクを使うと、私の生来の怠惰さが生産性を高めてくれます。

立ち上がることで怠惰な一日の始まりに終止符を打つ

スタンディングデスクで仕事をしているときに感じる緊迫感は、仕事の始まりがだらだらと遅くなるのを防いでくれます。スタンディングデスクを使う前は、朝起きるとパソコンの前に座り、「仕事」を始めたと自分に言い聞かせ、その日の本質的な部分へとゆっくりと入っていくのに時間を浪費していました。まるでゆっくりと温まり始める機械のようでした。ギアが回り、ベルトが回り、1時間ほど経つとようやくフルパワーで動き出すのです。そんなゆったりとした贅沢な一日の始まりを好む人もいるかもしれませんが、私にとっては時間とエネルギーの無駄でした。

立ち仕事のおかげで、朝から仕事を始めざるを得なくなりました。その朝は、「何かやらなきゃ」という眠気が一気に薄れ、あまり楽な姿勢でいると倒れてしまうので、あまり楽な姿勢ではいられませんでした。この発見は私にとって大きな転機となりました。今では、パソコンの電源を入れるとすぐに仕事に取り掛かれます。体が「Kotakuを読む時間ではなく、仕事の時間だ」と教えてくれているからです。日中は定期的に休憩を取り、心身を休めていますが、今ではそのタイミングをもっと自分でコントロールできるようになりました。朝は生産性を高めるためのスタートラインとなり、休憩は本当に必要な時にだけ取れるようになりました。

立ち上がれば昼食後の食べ過ぎによる昏睡はなくなる

食べ過ぎによる眠気は最高です(あの怠惰で満腹な気分をできるだけ満喫したいです)。でも、生産的に活動しようとしている時はそうはいきません。食べ過ぎたり、昼食に炭水化物をガツガツ食べたりすることで起こる眠気は、午後を台無しにしてしまうことがあります。スタンディングデスクはそんな眠気を吹き飛ばしてくれますし、私にとっては食後すぐに仕事のリズムを取り戻せるのも助かります。

毎日、午前中にできる限り仕事を片付け、その後、遅めの朝食と早めの昼食を組み合わせた食事を摂るようにしています(毎日ブランチを食べているとは言いませんが)。以前はデスクに座って食事をし、Netflixを見て息抜きをしていたのですが、数口食べただけで満腹になり、眠くなり、仕事に戻る気分ではありませんでした。立ち上がるようになってからは、実際にデスクを離れて食事をし、ダイニングテーブルでゆっくりと休憩しています。仕事に戻る時間になると、立っていることで「仕事モード」に戻れるのです。集中力が途切れず、食べたものはまるで燃料のように感じられ、重荷に感じることもありません。

スタンディングデスクは活動的な姿勢を保つのに役立ちます。それが重要です

もちろん、一日中立っているほうが一日中座っているよりも少し活動的ですが、立っているともっと活動的になりたいという気持ちにもなります。立っていても座っていても、体を動かして活動することが健康の維持につながります。スタンディング デスクを使うことで、考え事をしながらアパートの中を歩き回ったり、エアロバイクに短時間乗ったり、デスクの横にダンベルを置いて持ち上げたり、休憩が必要なときに外を散歩したり (肌がヒリヒリするあの黄色いものは何だろう?)、音楽に合わせてバカみたいに踊ったりすることが多くなりました。Fitbit によると、スタンディング デスクを使い始めてから毎日の歩数が飛躍的に増えています。歩数と健康状態は必ずしも同じではありませんが、違いを感じることができます。立ち上がることの精神的な障壁が実際にはどれほど大きいか、驚きです。「立ち上がってそれをしなくてはならない」ではなく、「まあ、もう起きているんだから、なぜやらないの?」となります。

これまでのところどう思いますか?

さらに良いことに、こうした余分な活動は集中力と創造力を高めるのに役立ちます。もちろん、運動、歩き回る、ダンスなどは仕事の邪魔にはなりますが、良い種類の気晴らしです。集中力を完全に失うことなく、頭を充電し、リセットし、本来の仕事に戻るための時間を与えてくれるのです。ジョギング中やシャワーを浴びている時に素晴らしいアイデアが浮かぶのと同じような効果があります。踊っているかと思うと、次の瞬間には、自分がどう書きたいのかやっと分かったので、狂ったように走り書きしているのです。

立っていると座っている時よりも生産的になる

誤解しないでください。スタンディングデスクを使っていても、座ることは依然として非常に重要です。足(特に膝)を時々休める必要があります。しかし、それがスタンディングデスクの素晴らしいところです。座ることに目的が生まれるのです。座ることは、当たり前のことではなく、あるべき姿、つまり休憩へと変わります。

休息は仕事と同じくらい生産性にとって重要であり、今では座ることが私にとってその役割を果たしています。座ることはツールになったのです。以前は、一日中デスクに座り、夜はソファに座り続けるため、現実逃避の衝動に駆られて罪悪感に苛まれていました。今では、映画を見たりビデオゲームをしたりするために座ると、十分に休息をとっているという満足感を得られます。さらに、スタンディングデスクで仕事をすることで疲労が二重に蓄積されるため、適度な時間に寝床に就く傾向が強くなりました。質の良い睡眠が増えると、仕事に活力を与え、ひいては生産性の向上にもつながります。

しかし、この二層の疲労は諸刃の剣になり得ます。スタンディングデスクは肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまうので、勤務時間後にはあまりやる気が出ません。一日中立ちっぱなしだと、ジムに行ったり、友達とバーで立ち話をしたり、街中で用事を済ませたりするのも、あまり魅力的ではなくなります。小売店の従業員、レストランのウェイター、その他一日中立っている人に聞いてみてください。とはいえ、座ることと立つことをうまくバランスよく行うことができれば、デメリットよりもメリットの方が大きくなるはずです。

イラストはAngelica Alzonaによるものです。

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ジョーダン・カルホーンの肖像画 ジョーダン・カルフーン 編集長

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