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丈夫で、伸縮性があり、軽量。歯医者さんでもらった後に無料でもらえることもあります。虫歯や口臭の予防以外にも、デンタルフロスは様々な効果があります。実は、デンタルフロスは歯垢やほうれん草、ポップコーンの粒を取り除くためだけのものではありません。ガーデニングや裁縫、釣り、蛇口の水漏れなど、様々な用途があり、家の中で意外と役に立つ、とっておきの切り札なのです。
1815年、ニューオーリンズの歯科医レヴィ・スピア・パームリー博士が初めてデンタルフロスを考案しました。パームリー博士は患者に毎回の診察後にワックスを塗った絹糸でフロスを使うよう勧め、現代のデンタルフロスは1898年にジョンソン・エンド・ジョンソン社によって特許を取得しました。1940年代、第二次世界大戦中に絹の価格が高騰すると、より耐久性があり、ほつれにくいナイロン素材に取って代わられました。ナイロン素材だからこそ、デンタルフロスは口腔ケアの柱としてだけでなく、想像もしなかったような様々な用途を持つ便利なツールとなっているのです。デンタルフロスのあまり知られていない、しかし驚くべき使い方をいくつかご紹介します。
これまでのところどう思いますか?
柔らかい食べ物をスライスする
デンタルフロスを使えば、多くのナイフよりもきれいに、まっすぐな刃で柔らかい食材を切ることができます。ワックスをかけていないフロスを切りたいものより長く取り、ピンと張ってしっかりと押さえれば、ケーキ、ソフトチーズ、ゼリー、生地、ゆで卵などを、誰にも見られずにきれいに切ることができます。デンタルフロスでヤギのチーズを切る裏技もぜひお試しください。
破れた布を修復する

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黒いアイテムには使いたくないかもしれませんが、淡い色の衣類やボタンの交換など、適切な色の糸が手に入らない場合、デンタルフロスは優れた補修材として役立ちます。(デンタルフロスは強度と耐久性に優れているため、バックパック、ビーチバッグ、メッシュのランドリーバッグなど、厚手の布地の修理にも役立ちます。)
破れた傘、取れたコートのボタン、外れたトートバッグの持ち手など、いざという時にデンタルフロスを活用すれば、いざという時に役立ちます。針に通して、いつも通り縫うだけです。さらに、デンタルフロスは比較的硬めなので、普通の糸よりも針穴に通しやすく、耐久性も抜群なので、せっかくの作業も長持ちします。
絵を飾る

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デンタルフロスは強度に優れているため、軽量の額縁やその他のインテリア小物を吊るす際に、編み込みワイヤーや麻紐の代わりとして最適です。最大25ポンド(約11kg)の引張強度と、塗装された壁を傷つけない滑らかな表面により、重すぎない額縁や絵画を吊るすのに最適です。また、デンタルフロスを2本の小さな釘やコマンドフックに緩く通せば、お子様の何十点もの傑作(きっと捨ててしまうでしょうが)を吊るすのに最適です。
植物をサポートする

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トマト、インゲン豆、キュウリ、エンドウ豆など、上向きに伸びるつる植物を植えている庭には、デンタルフロスが最適です。植物が絡みつくように、土に木の棒を1~2本挿し、成長に合わせてデンタルフロスで優しく固定することで、つるが折れるのを防ぎます。デンタルフロスは、新芽の成長を支えてくれる効果もあります。
物干し竿として使う

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フロスが物干しロープとして使えるってご存知でしたか?水に濡れたジーンズを何本も干すのは避けた方が良いかもしれませんが、ワイヤー製の棚、シャワーヘッド、カーテンレールなど、安定した物(キャンプなら木2本)の間にフロスを結んでおけば、靴下、下着、Tシャツ、水着など、軽い衣類を干すのに十分役立ちます。
蛇口の水漏れを止める

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ちょっと待って。デンタルフロスでよく眠れる?蛇口の水漏れなら、もちろん効果があります。もし今度、ひどい「ポタポタ、ポタポタ」という音で一晩中眠れなくなるようなことがあったら、デンタルフロスを蛇口のヘッドに巻き付けて、排水口まで届くまで置いてみてください。そうすれば、水滴が垂れそうになった時、25センチもの高さから落下して大きな音を立てて死ぬのではなく、デンタルフロスを伝って音もなく落ちて、落ち着く場所へとたどり着くでしょう。
キッチンの紐を交換する

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キッチンの紐が切れてしまった時、ワックスや香料を含まないデンタルフロスは、食材を束ねる便利な代替品です。鳥肉やロースト肉をしっかりと束ねることができ、焼き上がった後は簡単に切り取ることができます。デンタルフロスに香料やワックスがかかっていないことを確認してください。そうすれば、ミント風味の鶏肉になったり、ワックスが溶けてオーブンが突然火事になったりする心配がありません。
釣り竿を作り、火を起こす

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釣り竿を忘れてしまったり、持っていなかったりする場合(あるいは、小さなお子様が拾った物で自作の竿を作るのを楽しんでいる場合)、丈夫な枝の先にデンタルフロスをしっかりと巻き付ければ、小~中型の魚を釣るための釣り竿になります。キャンプでは、テントやタープを固定したり、数本のフロスを編み合わせて簡易ロープを作ったり、釣り網を編んだりと、デンタルフロスは様々な用途に使えます。
ベア・グリルス風のサバイバル体験を再現するなら、ワックス加工のデンタルフロスを使って火を起こすこともできます。ワックスは燃えやすいので、焚き付けにデンタルフロスを巻き付けると、より早く着火できます。
DIYでホームデコレーションを作る

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自分でホームデコレーションを作るのが好きなら、デンタルフロスは工作用品のクローゼットに欠かせないアイテムです。花やポップコーンのガーランドを作ったり、重めのクリスマスオーナメントを支えたり、風船、グミ、ドイリー、バナー、マシュマロなどを吊るしたりと、思いのままにデコレーションできます。春には、ゆで卵にデンタルフロスを巻き付けて染料に浸し、独創的な模様のイースターエッグを作りましょう。
フォトアルバムから写真を安全に削除する

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印刷された写真は、熱や時間の経過により、透明なフォトアルバムのページに貼り付いてしまうことがあります。昔ながらのフォトアルバムの中で、間違った場所に挟まってしまってしまい、思い出を移動させる必要がある時は、ワックス加工のデンタルフロスを写真の裏に差し込めば、破れずに素早く取り出せます。エドナおばあちゃん、ありがとう。
自分だけの裁縫道具(または薬箱)を作る

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フロスを使い切ったら、緊急用裁縫セットや薬箱など、小物を入れるのに便利な小さなプラスチックケースに変身させましょう。コンパクトな携帯用裁縫セットを作るには、空になった糸巻きを取り外し、糸で巻いてから新しい糸巻きに戻します。(糸切り機能が内蔵されているので、ハサミは必要ありません。)空いたスペースには、針、安全ピン、予備のボタンなどを詰めましょう。あるいは、糸巻きを完全に取り外し、空になった容器をアスピリンやマルチビタミンなどの旅行用薬箱として使うのも良いでしょう。
眼鏡を一時的に修理する

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フレームが壊れてしまい、小さなネジが入ったちゃんとした眼鏡修理キットが手元にない場合は、頼りになるフロスを使って眼鏡の縁を「テンプル」に取り付けましょう。(ええ、これまで特に名前を呼んだことはなかったのですが、おそらく「ハンドル」か、もっとひどい場合は「シャフト」と呼ぶであろうものが、実はテンプルと呼ばれていることに、私も皆さんと同じくらい驚いています。)フロスをネジ穴に通し、フロスを二重に結び、余分な部分を切り落とし、きちんと修理できるまで着用します。(でも、これは次にドラッグストアに行ったら眼鏡修理キットを買っておくように、皆さんに思い出させておくためのものです。)
ジュエリーを飾る

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デンタルフロスは、ジュエリーデザイナーを目指す人にとって夢のような存在です。アマチュアジュエリー職人のために、色や質感の異なるロープやコードをたくさん買う代わりに、新品のデンタルフロスを1本プレゼントしましょう。マカロニやビーズ、チャームなどを簡単に繋ぐことができます。(大切なビーズネックレスやブレスレットのチェーンが切れてしまった場合の応急処置としても使えます。)
焼きたてのクッキーをベーキングシートから滑らせる

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焼きたてのクッキーがまだ温かいうちに天板から剥がそうとしたことがある人なら、あっという間に崩れてぐしゃぐしゃになってしまうことをご存知でしょう(特に一部が糊のようにくっついている場合)。デンタルフロスは、割れやすい繊細な温かいクッキーを簡単に持ち上げるのに、ヘラよりも効果的です。
小さな子供に安全な弓矢を作ろう

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ちょっとした遊び心で、デンタルフロスで驚くほど効果的なミニチュア「弓」を作ることができます。ポケットナイフでアイスキャンディーの棒に4つの小さな切り込みを入れ(両端に1つずつ)、棒を水に浸して折れないようにします。片方の端の2つの切り込みにデンタルフロスを巻き付け、しっかりと引っ張って棒を軽く曲げ、反対側も同様に巻き付けます。これで、殺傷力の低い綿棒を射出できる、子供用の完璧な弓の完成です。詳しい作り方はこちらをご覧ください。
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リンジー・エレフソン
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